治験ボランティアって安全?15年前にICL治験に応募してみた50代女性のリアル体験談

治験ボランティア募集記事のアイキャッチ画像。「あなたの協力が、未来の医療をつくる」というメッセージとともに、治験とは人を対象としてお薬の効き目や安全性を調べるために行われる試験であることを解説。今あるお薬も誰かの治験協力から生まれたこと、皆さんが普段手にする全てのお薬は治験を経ていること、治験ボランティアサポートセンターが治験のご案内・ご説明・ご協力のお願いの3ステップでサポートすること、丁寧なご説明・スケジュール調整・来院サポート・安心のフォロー体制があることを、穏やかに未来を見つめる女性とご家族・医療スタッフのイラスト付きで分かりやすく示している 「お金と健康とインコのいる暮らし」
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【この記事でお伝えしたいこと】

  • 治験ボランティアとは、新しいお薬や治療を世に出す前の最終チェックに協力する仕事です。謝礼(負担軽減費)も支払われます。
  • 私自身、15年前にICL(目の中にレンズを入れる手術)の治験に応募して、健康診断の段階で「黒目の比率が小さい」という理由で途中終了になりました。
  • そのときに思ったのは、「ちゃんと検査して合わない人はちゃんと断ってくれる、これは安全管理されているんだ」ということ。
  • お金だけを目当てに気軽に応募するものではありませんが、仕組みを正しく知っておくと選択肢が広がります。

治験ボランティアって、そもそも何?

私たちが普段飲んでいるお薬、湿布、目薬──これらは全部、世に出る前に「治験」という最終チェックを経ています。

治験とは、新しいお薬や治療法の効き目と安全性を、人で確かめるための試験のことです。動物実験では分からない、人の体での反応を確認する大事なプロセスで、ここに協力してくれる人のことを「治験ボランティア」と呼びます。

「人体実験みたいで怖い」と思う方もいるかもしれませんが、実は逆です。治験は厚生労働省の厳しいルールのもと、専門の医師・看護師・治験コーディネーターがチームで参加者をサポートしながら進められます。今あなたが当たり前のように手にしているお薬も、誰かの「治験ボランティア」のおかげで世に出ているんです。

治験とは何かを図解で説明したインフォグラフィック。治験は人を対象としてお薬の効き目や安全性を調べる試験で、普段手にする全てのお薬は治験を経ている。治験ボランティアサポートセンターの3ステップ案内とサポート体制を医師と家族のイラスト付きで示した解説図

私が15年前に応募した「目の治験」のお話

きっかけは、地域のフリーペーパーでした

15年前、私は当時、大阪府豊中市に住んでいました

ある日、ポストに入っていた地域のフリーペーパー(たしか「シティライフ」だったと思います)をめくっていたら、目に止まったのが「治験ボランティア募集」の広告でした。

内容は、ICL(眼内コンタクトレンズ)という、近視を治すために目の中に永久的にレンズを入れる手術の治験。当時、ICLは日本でちょうど承認されるかどうかという時期で、症例を集めていたんだと思います。

応募した理由は、いくつかありました。当時、コンタクトレンズの管理が日常的な煩わしさだったこと。それから「新しい治療法」というものに、率直に興味があったこと。そしてもちろん、ボランティアとはいえ謝礼が出ると知って、後押しされた気持ちもありました。

健康診断で「黒目の比率が小さい」と言われて終了

応募してからは、京都の医療機関まで3回通院して、事前の健康診断を受けました。豊中から京都まで電車で1時間以上。「治験のために京都まで」と思うと少し大変でしたが、「新しい治療法に協力できるかもしれない」という気持ちがあったので、3回ともきちんと通いました。

検査の中身は、目の精密検査でした。視力はもちろん、角膜の厚みや、黒目(瞳孔のまわり)の大きさを細かく測られました。

そして数日後、結果が出ました。

「黒目の比率がちょっと小さいです。今回の治験の基準には合いません」

ICLは、目の中の限られたスペースにレンズを入れる手術です。そのスペースの広さは人によって違っていて、私の場合は解剖学的に合わないということでした。

落ちたと聞いたときの気持ちは、正直に言うと、いろんな感情が混ざっていました。

あの京都までの3回、いったい何だったんだろう」という、ちょっと拍子抜けした気持ち。

もしあのまま治験が進んでいたら、私の目はどうなっていたんだろう。もしかしたら何か合わないところがあって、副作用が出ていたかもしれない」という、ホッとしたような、ちょっと怖いような気持ち。

「せっかく応募したのに」という残念な気持ち。

色んな気持ちが、ぐるぐる頭の中を回りました。でも、いま振り返ってみると、「合わない人には合わない」とちゃんと教えてくれたことに、感謝している自分がいることに気づきます。もしあの基準がなかったら、私は無理矢理参加させられて、何か取り返しのつかないことになっていたかもしれないのだから。

そこまでの工程で実際にどれくらいの負担軽減費があったかは、15年前のことで正直なところ細かい金額までは覚えていません。ただ、京都までの交通費はきちんと案内されていた、と記憶しています。

この経験で分かった、治験の「安心できるところ」

途中で終了になったのは残念でしたが、いま振り返って思うのは、

「合わない人にはちゃんと『無理ですよ』と言ってくれる」

これって、すごく大事なことです。お金欲しさで無理に参加させたりせず、安全基準をしっかり守って振り分けてくれる。これがあるから、治験は安心して受けられる仕組みになっているんだと、自分で体験して初めて分かりました。

治験に参加する3つのメリット

メリット1|専門の医師による検査が受けられる

これは私自身が一番大きいと感じたところです。普段の健康診断では絶対に受けないような精密検査を、専門の医師が丁寧に行ってくれます。自分の体について普段気づかなかったことが分かるのは、それだけで価値があります。

メリット2|治験に関わる費用は製薬会社が負担

治験中のお薬代、検査費用は製薬メーカーが負担してくれます。さらに、参加者には「負担軽減費」という形で、時間的拘束や交通費に対する費用が支払われます。

メリット3|専門スタッフが期間中ずっとサポート

治験コーディネーター(CRC)と呼ばれる専門スタッフが、期間中ずっとあなたをサポートしてくれます。「お薬を飲んだ後、ちょっと体調がおかしい気がする」みたいな細かいことも、いつでも相談できます。

治験に参加するデメリット(正直にお伝えします)

良い面だけでなく、正直にデメリットもお伝えしておきます。

通院や検査の回数が多い

普通の診療より、通院回数と検査が多くなることがあります。きめ細かい診療の裏返しですが、その分、時間的な拘束は長くなります。

生活習慣に制限がかかる

「暴飲暴食をしない」「アルコールを控える」「決まった時間に薬を飲む」──治験期間中は、生活習慣を一定に保つ必要があります。検査結果に影響が出るからです。

「合わない」と言われて途中で終了することもある

これは私自身が体験したことです。応募しても、健康診断で「あなたは対象外です」と言われる可能性があります。これは安全のためのチェックなので必要なことですが、参加できるつもりでいた人にとってはガッカリすることもあります。

過去には、こんな治験ボランティア募集がありました

参考までに、過去にあったモニター例を紹介します。(株式会社ブレイクスルー「治験ボランティアサポートセンター」より)

治験ボランティアの4つのモニター例と負担軽減費の比較。ワクチン接種(1万〜3万円)・入院モニター(12万円)・健康食品(5万円)・化粧品(1万円)の図解
[画像挿入予定:4タイプモニター比較インフォグラフィック]
治験の種類内容負担軽減費
ワクチン接種モニター約5年で3回の接種+半年に1回の経過観察1回あたり1〜3万円
入院を伴うモニター3泊4日の入院×2回、お薬服用と血液検査12万円
健康食品モニター3ヶ月間摂取、日々の日誌+月1回の血液検査5万円
化粧品モニター1ヶ月間美容液を使用、2回の来院で肌状態測定1万円

※実際の案件・金額は時期により異なります。具体的な内容は申し込み後に案内されます。

治験ボランティア参加の流れ

実際にどう進むのか、6つのステップで説明します。

ステップ1:お申し込み
Webフォームまたは電話で申し込み。コールスタッフが治験について丁寧に説明してくれます。

ステップ2:お電話で詳しいご案内
コールセンターから具体的な内容を案内してもらいます。条件を満たすか確認されます。

ステップ3:医療機関の選択
ご希望の医療機関を、自分で選びます。

ステップ4:医療機関で詳しい説明
治験の詳細を書面で説明してもらい、納得したら同意書にサインします。

ステップ5:健康診断
身長体重・血液検査・尿検査など。私が「途中で終了」になったのはここです

ステップ6:治験開始
健康診断に問題がなければ、いよいよ治験スタートです。

よくあるご質問

Q. 参加途中でやめることはできますか?
A. はい、できます。参加は本人の自由意志です。途中であっても、医師と相談してやめることができます。

Q. 副作用が心配です。
A. 治験では参加者の健康面に最大限の注意が払われます。万が一悪い副作用が出た場合は、適切な処置と補償を受けられる仕組みです。

Q. 個人情報は守られますか?
A. 個人情報保護方針に基づいて保護されます。治験参加が決まった際、医療機関の担当者には住所・氏名・電話番号などが提供されます。

Q. 費用はどうなりますか?
A. 治験中の通常診療の負担額が少なくなることがあります。治験薬・検査費用は治験を依頼している会社が負担し、参加者には「負担軽減費」が支払われます。

Q. どんな人が応募できますか?
A. 健康な成人を対象とする治験もあれば、特定の病気を持っている方を対象とする治験もあります。年齢・性別・健康状態など、案件ごとに条件が異なります。

50代の私が、今あらためて思うこと

15年前、私はICLの治験に応募して、健康診断で振り落とされました。

でも、今振り返って思うのは、「あの経験があったから、治験という仕組みを正しく知ることができた」ということです。

ネットには「治験で簡単に稼げる」みたいな情報があふれていますが、実際はそんなに甘くありません。応募しても落ちることはあるし、参加できても拘束時間が長く、生活にも制限がかかります

でも逆に言えば、安全管理がしっかりしているからこそ、安心して新しいお薬の開発に協力できるということでもあります。

50代になった今、もし条件に合う治験があれば、もう一度応募してみたいなと思っています。お金のためというより、「自分が試したお薬や治療法が、いつか誰かの役に立つかもしれない」というのは、けっこう嬉しいことだと、年齢を重ねて思うようになりました。

治験ボランティアに興味を持った方へ

「自分も話だけ聞いてみたい」という方は、まずは無料の資料請求から始めてみるのがおすすめです。

  • 申し込みは無料
  • 電話相談(0120-900-622、平日10時〜18時30分/土日祝休)も可能
  • 案内を受けたうえで、参加するかどうかは自由に決められます
治験ボランティアサポートセンター公式バナー

⚠️ 免責事項

この記事は、著者(50代女性)の個人的な治験参加体験と、株式会社ブレイクスルー「治験ボランティアサポートセンター」の公開情報をもとに執筆しています。治験の参加可否、リスク、効果については個人差があり、必ず参加先の医療機関で十分な説明を受け、ご自身の判断で決定してください。

本記事は医療行為を推奨するものではありません。健康に関する不安がある方は、必ずかかりつけの医師にご相談ください。

※本記事には、もしもアフィリエイトを通じた広告リンクが含まれます。

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