「防災グッズは一通り揃えたけれど、これで本当に大丈夫なのかな…」そんな小さな不安、心のどこかにありませんか?
その不安、あなた一人で抱えずに、一緒に見直して、備えを“本当に安心できるかたち”にしていきませんか?
備えたあとにするべきこと」――あなたの防災、次のステップ
まずは「ハザードマップ」で、あなたの家の災害リスクを知ることから
「防災グッズを揃えたら、次は“どこで・何が起きうるか”を知ることが重要です。
そのための第一歩がハザードマップの確認です。」
「ハザードマップで事前にわかるのは、こんなポイントです」
- あなたの自宅が洪水や土砂災害、津波などの危険エリアにあるか
- 最寄りの避難所や安全な経路はどこか
- 避難にかかる時間や道のりの危険性
「ハザードマップを“使う”こと 命を守る第一歩」
「使う」ことで初めて命を守れる
ハザードマップを手に入れただけで安心していませんか?
実は、多くの人がハザードマップを持っているだけで「見ていない」、または**「見ても行動に移していない」**ことが分かっています。
それでは、せっかくの備えも台無しになってしまいます。
ハザードマップを“使う”ために、今すぐできること
自宅の位置に印をつける
まずは地図の中で自分の家がどこにあるかを特定し、ペンで丸をつけておきましょう。
災害リスクを書き出す
地図を見ながら、「ここは洪水が1m以上」「ここは土砂災害の警戒区域」といった情報を目で確認・メモします。
最寄りの避難所までのルートを確認する
実際に避難ルートを歩いて確認しておきましょう。
雨・夜間に通れるか、危険な場所がないか、家族全員が無理なく移動できるかがチェックポイントです。
複数の避難ルートを想定する
災害の種類によっては、いつもの避難所が使えない場合もあります。
「Aルートが使えない時はBへ行く」といった複数の選択肢をあらかじめ考えておくことが命を守ります。
紙の地図を防災バッグに入れておく
スマホが使えないときに備えて、紙の地図は必携。
裏に家族の連絡先や緊急メモを書いておくと、さらに安心です。

「えっ、紙の地図?入れ忘れてたかも…」」

「今すぐ1枚印刷して、バッグに入れておこうね!」
家族と「地図を囲んで」話し合おう
ハザードマップは、家族や同居人と共有することで、はじめて意味を持ちます。
「ここが危ないんだって」「避難所はここだね」といった会話が、実際の行動力に直結します。
今から3分、自宅の災害リスクを見てみませんか?
避難するかどうか」迷わないための判断基準

「災害って実際いつ避難したらいいのか、よく分からなくて不安なんだけど…」

「大丈夫!じゃあ今からわかりやすく避難のタイミングを説明するから、ぜひ参考にしてね!」
警戒レベル制度を知っていますか?
災害時の避難の判断には、「警戒レベル」という明確な基準があります。
これは気象庁や自治体が発表する避難行動の目安で、1〜5の5段階で示されます。
警戒レベルの基本
- レベル1:防災への心構えを高める
- レベル2:避難に備え、ハザードマップ等で避難所を確認
- レベル3:高齢者や体の不自由な人は避難開始!
- レベル4:すべての人が避難すべきタイミング!
- レベル5:すでに災害が発生している可能性大。命を守る最終行動を
ポイント
「まだ大丈夫」と思って行動が遅れるのが最も危険です。
レベル4=全員避難開始と覚えておきましょう。
🚪「避難所に行かない避難」も選択肢に:在宅避難という考え方
災害時の避難といえば「避難所」が真っ先に思い浮かぶかもしれません。
でも、すべての人にとって避難所がベストとは限らないんです。
たとえばこんな場合、**「在宅避難」**のほうが安全で快適に過ごせる可能性があります:
- 高層階に住んでいて浸水リスクが低い
- ペットがいて避難所に入りにくい
- 高齢の家族や持病のある人がいて移動が難しい
- 感染症や集団生活の不安がある
とはいえ、自宅にとどまるには備えと判断力が必要です。
「水はどれくらい必要?」「トイレは?」「停電対策はどうする?」――
こうした具体的な在宅避難の備えについては、次回の記事で詳しく解説します。
まとめ:「グッズ」だけじゃ足りない、“行動”が命を守る
防災グッズを揃えることは備えの第一歩。
でも本当に大切なのは、それをどう使うか、どんな行動をとるか。
- ハザードマップでリスクを知る
- 紙の地図とルートを確認する
- 家族と話し合うことで、いざという時の“迷い”を減らす
こうした一歩一歩が、あなたと大切な人の命を守る力になります。
🚪次回は「在宅避難」について詳しくお届けします!
「避難所に行くこと」だけが避難じゃない。在宅避難に必要な備えも、一緒に考えていきましょう。
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